Yabe T, Ando D, Koyama K. Low-intensity exercise reduces negative affect via circulating endocannabinoid dynamics in healthy young adults. Eur J Appl Physiol. 2026 Jul 23. doi: 10.1007/s00421-026-06364-w. Epub ahead of print. PMID: 42489728.
【研究代表者】
山梨学院大学スポーツ科学部 矢部哲也 准教授
山梨学院大学スポーツ科学部 小山勝弘 教授
山梨大学大学院総合研究部教育学域芸術身体教育講座保健体育系 安藤大輔 教授
【題名】
Low-intensity exercise reduces negative affect via circulating endocannabinoid dynamics in healthy young adults.
低強度運動は血中内因性カンナビノイド動態を介して健康な若年成人のネガティブ感情を軽減する
矢部先生のコメント
メンタルヘルス問題が世界的に深刻化する中、精神疾患の予防に効果的な介入方法の構築が喫緊の課題となっています。運動は健康増進や生活習慣病の予防に有効ですが、中~高強度運動は、疲労感の増大といったネガティブな感情を誘発する可能性もあります。
そこで我々は、疲労感を伴わずに気分を改善する介入方法として低強度運動に着目しました。本研究の結果、低強度運動は、疲労感の増大を抑えつつ、ネガティブ感情を低下させました。さらに、その機序には、内因性カンナビノイド(eCB)の1つで、脳内で神経伝達物質を調整するN-アラキドノイルエタノールアミン(AEA)が関与していることが明らかとなりました。
これは、低強度運動がもたらす気分改善効果について、新たな作用機序の存在を示唆する重要な知見であり、メンタルヘルス改善を目的とする場合には、低強度運動を積極的に活用した運動プログラムの構築が有効であると考えられます。
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