山梨学院大学 スポーツ科学部

加戸 隆司

准教授

担当授業

保健体育科指導論/体育科内容・指導論(体育実技)/教育実習研修/教職実践演習/競技スポーツ戦略・戦術論/スポーツキャリア演習Ⅲ・Ⅳ/スポーツ専門演習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ

受験生・学生へのメッセージ

 中学校・高等学校を中心とした保健体育科教員の養成と過去バレーボール日本代表のアナリスト経験を活かした、情報戦略やゲーム分析の研究や指導を行っています。山梨県内の公立高校で16年間の保健体育科の教員として従事していました。

 高等学校での教員経験の中で、保健体育科の先生が明るく元気に働き、教師同士の関係が良好な学校は、子どもたちにとってもよい環境だと考えています。先生が楽しく充実した日々を過ごせる学校は、生徒にとっても魅力的な学びの場になります。そのため、大学では、保健体育科の教員を目指す学生が、学校生活を前向きに捉え、人との関わりを楽しめるよう、さまざまな学びの機会を提供しています。

 また、球技を中心とした試合を観戦し、戦術的視点から思考・分析することで、スポーツの本質を深く理解し、指導力を高めることができます。情報を整理し、論理的に考える力を養うことは、指導者としての成長にもつながります。スポーツを多角的に学びながら、実践的な指導力を身につけていきましょう。

保護者へのメッセージ

 近年、「VUCA時代」と呼ばれる、先行きが不透明で変化の激しい時代になって久しく、世界や日本においても社会の移り変わりが非常に早くなっています。そのような状況の中で、これからの社会を生きていく子どもたちに対し、不安を感じる保護者の方もいらっしゃるかもしれません。

 大学では、学業にしっかり取り組むことはもちろん、部活動を継続し、努力を積み重ねることも大切です。しかし、それだけではなく、大学時代に多様な経験を積むことが、社会に出たときに大きな力になります。特に教員を目指す学生にとっては、知識や技術だけでなく、さまざまな体験を通じて得た感性や柔軟な思考力も重要です。

 本学部では、スポーツを単なる競技としてではなく、「する」「見る」「支える」「知る」といった多面的な視点から学び、総合的な理解を深められるような教育を行っています。恵まれたスポーツ施設を活用した実践的な学びや、山梨の豊かな自然を活かした体験を通じて、感性を磨き、困難に立ち向かう力(レジリエンス)を備えた学生の育成を目指しています。

 お子様が大学で充実した学びと経験を積み、未来に向けて力強く成長できるよう、私たちも全力で支援してまいります。

スポーツ専門演習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ(ゼミ)

 スポーツ専門演習Ⅰ~Ⅳでは、卒業研究を行い、卒業論文を執筆します。研究のテーマはスポーツアナリスティックスに関わることや体育授業についての気づき、フィールドワークなどの実学を通しての課題や疑問について解いていきます。そのため、ゼミの授業時間以外で、ゼミ合宿、学外研修、教育登山などの体験的な活動を行っています。

教員の研究テーマ

 スポーツアナリスティックス、バレーボール、体育科教育学

これまでのゼミ生の卒業論文テーマ(一部)

  • バレーボールのジャンプトスにおけるタイミングについての一考察
  • 被叱責経験が評価懸念に及ぼす影響
  • 大学女子バレーボール選手のゲーム中のジャンプ回数が心拍数に及ぼす影響
  • 高等学校・大学の運動部員におけるバーンアウトとレジリエンスの関連

researchmap・研究者情報