山梨学院大学 スポーツ科学部

苅山 靖

准教授

担当科目

 スポーツバイオメカニクス/トレーニング論/競技スポーツ演習(バイオメカニクス)/実技実習a(トレーニング/体つくり運動)/スポーツ科学社会実装演習Ⅱ/スポーツキャリア演習Ⅰ・Ⅱ/スポーツ専門演習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ

メッセージ

 私はスポーツパフォーマンス(競技力)を高めることに関心があります。「どうしたら速く走れるのか?」、「なぜあの選手は高く跳べるのか?」、「あのチームの強さの秘密は何か?」、皆さんもきっと多くの疑問をお持ちかと思います。その疑問の先に、競技力の向上のヒントがあると思います。

 スポーツ科学部で私は、「スポーツバイオメカニクス」と「トレーニング理論」に関する授業を担当しています。前者は「身体の構造や自然界の原理原則を踏まえた合理的な身体動作(技術)」、また、後者は「競技力を高めるためのトレーニング計画の立て方」について学びます。競技力には様々な要因が複雑に影響していますが、それを正確に読み解くことで、競技力が高まる確率は上がります。そのために必要な理論を、私の授業では学びます。

 また私は、陸上競技部で跳躍種目のコーチも務めています。教室や研究室ではなくグラウンドで選手と関わっていると、競技力が高まる要因は、全員に共通した点がある一方で、選手個々に異なる点が多いことに気がつきます。また、日々のトレーニングを頑張っているからといって、それが必ず成果に繋がるとも限りません。厳しい世界ではありますが、同時に、挑戦する楽しさ・成長する嬉しさなど、多くの大切なことを教えてくれます。

 私は、このような素晴らしいスポーツ実践を、理論を学ぶという学部での学びを通して、より充実させたいと考えています。

スポーツ専門演習(ゼミ)・研究内容

研究テーマ

  1. 自分自身の競技力を高めるための方法を見つける事例研究
  2. 新しい技術・体力トレーニング法や、測定・評価法
  3. これからのコーチに求められる資質・能力
  4. より合理的な技術(動作)と、それに必要な体力
  5. より速く、高く、遠く、キレよく動くためのジャンプ(ばね)能力の高め方

※キーワード:コーチング、トレーニング、バイオメカニクス、事例研究、プライオメトリクス、筋力・パワートレーニング

これまでのゼミ生の卒業論文テーマ(一部)

  • 自身の競技力を高めるトレーニングを計画+実践(事例研究)
    →レスリング、バレー、ソフトボール、陸上、ウエイトリフティング、野球
  • 優れた技術(動作)+障害・外傷の原因究明
    →陸上、ソフトボール、バレー、テニス、野球、柔道、相撲、カヌー
  • “ばね能力”を高めるためのトレーニングの計画+実践
    →陸上、ホッケー、サッカー、ソフトボール、競泳、柔道、フィギュアスケート

現場指導

  • 筑波大学陸上競技部アシスタントコーチ(2014年まで)
  • 山梨学院大学 陸上競技部コーチ(跳躍)(2016年~)

社会貢献

  • 日本陸上競技連盟 科学委員会(2019年~)
  • 日本スポーツ協会 コーチデベロッパー(2018年~)
  • 日本コーチング学会 副理事長(2025年~)
  • 日本体育・スポーツ・健康学会 代議員(2023年~)など

researchmap・研究者情報