特任准教授

担当授業
スポーツ社会学/スポーツ文化論/スポーツ科学社会実装演習Ⅰ・Ⅱ/スポーツキャリア演習Ⅲ・Ⅳ/スポーツ専門演習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ
学生へのメッセージ
スポーツは「今」だけを見るものではありません。今の競技の形、ルール、制度は、すべて歴史の中で作られてきました。
私は体育・スポーツ史、そして武道史を専門に研究しています。弓道をはじめとする武道が、どのように近代化され、学校教育や国際社会の中で発展してきたのかを探究しています。歴史を学ぶことは、過去を知るだけではなく、「なぜ今こうなっているのか」を理解し、「これからどうするのか」を考える力を身につけることです。
競技力の向上を目指す皆さんにも、ぜひスポーツを歴史的・社会的な視点から捉えてほしいと思っています。技術的にうまくなり、競技に強くなることと、スポーツの背景や仕組みを学ぶことは、決して別々のことではありません。スポーツを多面的な視点から深く理解することは、必ず競技力の向上にもつながります。
研究内容の紹介
私は、体育・スポーツ史を基盤に、体育・スポーツ・武道を歴史学的・社会学的に研究しています。また、競技統括団体の運営に関わっていることから、スポーツ組織や制度についても実務的な研究を実践しています。
具体的には以下のようなテーマに取り組んでいます。
- 近代日本における体育・スポーツの成立
- 武道の近代化と国際展開
- スポーツ組織の形成と運営
- 競技力向上と社会的環境の関係
文献資料の読解や史料分析に加え、現代のスポーツ組織や制度を社会学的に分析し、「なぜ現在のスポーツはこの形なのか」「これからどのように発展していくべきか」も考察しています。
スポーツを歴史から学ぶことは、未来を構想することでもあります。理論と実践を結びつけながら、スポーツを深く考えたい学生を歓迎します。
私のキャリア
私のキャリアはかなり屈折しており、学部は工学部、卒業後は石油・ガス開発会社でエンジニアとして社会人生活をスタートしました(石油掘っていました)。
転機はマレーシア駐在中に現地の仲間と弓道を始めたことで、活動はSNSを通じて広がり、やがてマレーシア弓道連盟を立ち上げることになりました。その中で、弓道だけではなく、武道さらには日本文化に関わる多くの質問をされたのですが、まったく答えられなかったことが研究をはじめた最初の動機です。
凝り性なこともあり、きちんと理論だって説明できるようになりたいと考え、28歳で会社をやめて大学生に。そこから、スポーツを歴史学的・社会学的に研究する道を歩み始め、弓道史研究で博士まで取得しました。
さあもっとやるぞ!と思っていた矢先、妻が仕事で海外駐在になり、帯同して主夫がメインになっていた時期もあります。その後、国際弓道連盟の仕事に関わるようになり、国際競技団体の組織運営・管理を経験したり、海外の大学で講演をしたりしていました。
とにかく、「面白い!」っと思ったことを突き詰めるのが好きですので、一緒に体育・スポーツ・武道について考えたい人、大歓迎です。