山梨学院大学 スポーツ科学部

岸 邦彦

准教授

担当授業

機能解剖学/スポーツ傷害論/競技スポーツ演習(傷害)/健康運動特別演習/スポーツ科学社会実装演習Ⅱ/スポーツキャリア演習Ⅲ・Ⅳ/スポーツ専門演習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ

受験生・学生へのメッセージ

 競技力の向上にはアスリート自身だけでなくアスリートをサポートする環境も求められるようになって来ています。その中でも【アスレティック・トレーニング】はアスリートの身近にいて彼らをサポートし続けなければならない分野です。単純にスポーツ傷害が起こってから対処するのだけではなく、その起こり得る様々な傷害を可能な限り未然に防いでアスリート達がプレーを継続できるようにしていく必要性が高まっているのではないでしょうか。体の機能を理解したうえで様々な方向からアスリートを支えていくことも重要視され始めています。スポーツの現場から様々なエキスパートに支えて貰えるような環境・ネットワーク作りも必要です。応急処置やテーピングはもちろんですがアスリートやチームを支える方法は無限大にあります。アスリートの姿勢や動作から体に問題点がないか評価することも出来ます。その評価からアスリートの動きの癖から今後起こり得る問題を予想することも出来ますし、これまでの負傷歴の原因を導き出すことまで可能です。更には機能的に体の動きを改善してパフォーマンスを向上させて行くことも十分に起こりえるのです。現在ではICT・AIなどを活用して評価の結果が目に見えるようにもなって来ました。アスリートに関わるデータを収集・管理しながらも、それらをサポートの一助にすることも十分に可能です。アスリートの傍にいて精神的に支えなければならないことも多々あります。必死になって学生アスレティック・トレーナーとしてチームなどのサポートを続けることが、結果的には自身の成長に大きく繋がって行きます。この素晴らしいアスレティック・トレーニングの分野に触れながら、「自分磨き」にチャレンジしてみませんか。

保護者へのメッセージ

 私が専門とするアスレティック・トレーニングは日本国内で言えば「スポーツトレーナー」の分野になります。知識と技術を身につける様に努力することは当たり前で、学生達にはアスリートやチームに尽くすことを「喜び」と捉えられる人にもなってもらいたいと考えています。たくさんの成功や失敗した経験を積み上げて貰いたいので、学生自身で考え・判断して行動出来るように環境を整えていかなければなりません。学生アスレティック・トレーナーとしての可能性は無限大ですし、学生だからこそ・この山梨学院大学だからこそ出来ることがたくさんあります。学生自身のそれぞれがやりたいことを見つけ挑戦する気持ちが大切です。向上心を持ち続け、新たな事にも積極的に挑戦して貰いたいのです。意識しないといけないのは、我々が活動させて頂いていることに対して常に感謝と謙虚な心を持つという事ではないでしょうか。アスレティック・トレーニングは様々な組織に関わりながら活動しなければなりません。その中で経験させて頂くことに感謝し、謙虚な心を持ちながら活動する事が大切ではないでしょうか。組織・社会と関わることで、人として大切な力も身につける事ができます。その結果としてトレーナーとしての力だけでなく人として大切な人間力も成長させられると信じています。

スポーツ専門演習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ(ゼミ)

 スポーツ専門演習Ⅰ~Ⅳでは、姿勢評価が出来る力を養いながらテーピング・ストレッチ法などアスレティック・トレーニングの基本を学びます。4年生になると卒業研究・卒業論文の執筆が中心となって来ます。アスレティック・トレーニングを礎にして人に寄り添うことの重要性を認識しながら卒業研究を進め、人の為に率先して動くことを「自身の喜び」と捉えられる感覚を養いながら、そして社会人として大切なマナーや考え方を少しでも身に付けていくことを目指しています。

教員の研究テーマ

  • アスレティック・トレーニング
  • スポーツをサポートする為のシステムの構築
  • スポーツ傷害論と機能解剖学

これまでのゼミ生の卒業論文テーマ(一部)

  • 膝関節部ガングリオン
    :診断から競技復帰まで
  • 内側側副靭帯損傷・断裂について
  • 選手と学生トレーナーとしての活動
    :4年間を通して

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