山梨学院大学 スポーツ科学部

【研究】笠野先生が分担執筆した書籍『スポーツ社会学事典』が発行されました

スポーツ社会学事典 日本スポーツ社会学会 編、丸善出版

第17章【集団・組織】「スポーツ集団と組織」pp.442-443

第23章【総論(スポーツ社会学の歴史)】「スポーツと公共性論」pp.636-637

笠野先生のコメント

 「スポーツ社会学事典」は、1991年に発足した日本スポーツ社会学会の30周年を契機に企画され、学会員を中心とした200名以上によって執筆された事典です。「スポーツ社会学は、ひと言で言えばスポーツと社会との関係やそこで生じる課題を社会学的に研究する学問領域」で、「その対象領域は多岐にわたっています」(引用:本書p.ⅰ)。

 本書は、目次をみていただければわかるとおり、その多岐にわたる対象領域の中から選定された296編が掲載されています。いずれの編も原則2ページに簡潔にまとめられてあり、研究者ではない一般読者にも読みやすい内容となっています。是非、目次から気になるテーマを選んで読んでいただければと思います(あるいは、スポーツに関連するテーマを知るために目次だけでもご覧いただければと思います)。

 なお、私が分担執筆した「スポーツ集団と組織」では、スポーツ集団やスポーツ組織を考えるときに参考になる理論等を紹介しています。また、「スポーツと公共性論」では、スポーツを楽しみたいというプレイ欲求がスポーツの公共性を築く(可能性がある)ことについて理論的に説明しています。